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2022.11.11 Fri.

【40代での住宅購入】住宅ローンのポイントを解説します

住宅ローン

40代からの住宅購入を考えてみる

2021年の福岡県での住宅購入をした方の平均年齢ですが、約38才というデータが出ていました(住宅購入支援機構より)。

近年、住宅購入をする方の平均年齢が少しずつ上がりつつあることを実感しています。

昔は定年退職といえば60才と言われていましたが、最近では65才で設定している企業も増えてきていますし、再雇用といった形で65才以降も働く方が増えてきているようです。

そういった背景もあり、住宅購入をする方の平均年齢も上がってきていますが、なかには「40代からの住宅購入は遅すぎるのでは?」といった意見も多いようです。

そこで今回のブログでは40代での住宅購入、特に住宅ローンを利用することについてのポイントを解説していきたいと思います。


住宅ローンの年齢制限とは?

一般的には、住宅ローンの返済期間というのは長期間で組むケースがほとんどです。本来は短い期間で返済を終えることが望ましくはありますが、返済期間が短すぎてしまうと毎月の住宅ローンの返済額が高額になってしまいます。

例として「4000万円/金利1%/ボーナス払い無し」の住宅ローンで比較をしてみましょう。

  • 35年の返済期間で借りた場合 ➡ 毎月の返済額112,914円
  • 20年の返済期間で借りた場合 ➡ 毎月の返済額183,957円

35年の返済と比べると、20年での返済は毎月71,043円も住宅ローンの支払いが多くなります。ご家庭の状況によっては住宅ローンの返済に追われてしまい、貯蓄ができなかったり、そもそも家計が苦しくて成り立たない可能性も出てきます。

だとすれば、やはりある程度長めの返済期間を設けることで、家計のバランスを取る必要が出てきます。

 

ですが、住宅ローンの借り入れ期間については年齢制限があるのをご存じでしょうか?

金融機関によって様々ですが、およそ80才ぐらいを完済の期限としているところが多いです。

例えばですが、80才までの35年ローンを組みたいと考えた場合、遅くとも45才までには住宅ローンの借り入れを行わなければならない訳です。

とはいえ住宅ローンの返済は毎月かかさず行わなければならないので、果たして80才まで今と変わらない支払いを続けていけるのでしょうか?


40代に対する金融機関の審査とは?

仮に45才の方が、45~80才の返済期間で35年の住宅ローンを申し込もうとした場合、まずポイントになるのが金融機関の審査になります。

確かに80才までの返済期間で住宅ローンを利用することはできますが、お金を貸し出す側としては「きちんと返済が可能なのか?」を厳しくチェックしています。

40代の方であれば、おそらく35年後については定年退職をされているので、仕事をしている現役の時と比べて収入が下がっている可能性が高いです。

  • 退職金はどのぐらいあるのか?
  • 定年退職後にも収入はあるのか?
  • 健康状態に問題は無いか?

など、40代以降の方については、やはり定年退職後もきちんと返済ができるのかが審査のポイントになるようです。

そのため、借り入れ金額が大きすぎる場合には、当然ですが定年退職後に住宅ローンがたくさん残ってしまいます。

仮に65才で定年退職をするとして、その時にどのぐらい住宅ローンが残っているのかを見てみましょう。

 

<45才で借りる/返済は35年/金利1%/ボーナス払い無し>

  • 3000万円借りた場合 ➡ 65才時点での住宅ローン残り/約1414万円
  • 4000万円借りた場合 ➡ 65才時点での住宅ローン残り/約1886万円
  • 5000万円借りた場合 ➡ 65才時点での住宅ローン残り/約2358万円

いかがでしょうか、定年退職後に残っている住宅ローンになりますが、当然借り入れした金額が大きくなればなるほど、住宅ローンもたくさん残ってしまう訳です。

先ほどもお伝えしましたが、40代の方が35年の住宅ローンを組む場合、定年退職後も住宅ローンの返済が続く可能性がある訳です。

であれば、きちんと返済ができるように計画を立てておかなければいけません。


40代で考える住宅ローンの返済プランとは?

定年退職後に住宅ローンの返済を残し過ぎないためには、以下のポイントをぜひ押さえておいて頂けたらと思います。

  1. 身の丈に合った借り入れ金額を設定しましょう
  2. 返済期間を前倒しするための「繰り上げ返済」を活用しましょう

(繰り上げ返済、ボーナス払いについてはこちらの過去記事をぜひご覧ください!➡過去ブログへ

まず一番のポイントは、返済可能な借り入れ金額を決めることになります。そして、できるだけ現役で働いているうちに住宅ローンを減らしていけるように「繰り上げ返済」などを活用しながら、返済期間を少しでも短くしていくことが大事なポイントです。

40代は働き盛りの世代であり、定年退職後については余りイメージができない時期かもしれません。

ですが、住宅ローンは借り入れする金額も大きく、長期間の返済になるため、必ず返済計画を立てられることをお勧めしています。

住宅ローンについて分からないことがあれば、ぜひお気軽にご相談いただければと思います。よろしければ下記のリンク先もお読みください(^^♪

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住宅ローンをしっかりと選ぶことで、土地選びはもちろん住宅会社選びもスムーズなものになります。

ぜひ予算に不安のない家づくりを進めていきましょう(*^^)v

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