2022.10.03 Mon.
注文住宅の「資金計画書」を深掘りしてみよう!

総予算を把握するための資金計画書とは?
よく注文住宅をご検討されているお客様から、「家づくりに必要な費用の内訳を詳しく知りたい!」といったご質問をいただきます。
たしかに初めての家づくりともなると、どんな費用がどのぐらいの金額で必要になるのか、検討がつきにくいと思います。
住宅会社と契約をする際、建物の金額は契約書に書いてありますが、たとえば「住宅ローンを借りるために銀行に支払う費用」や「火災保険料」など、建物以外の費用については住宅会社との契約書には記載されていません。
そうすると「家づくりにかかる費用は最終的にいくらになるの?」と、心配になって当然だと思います。
最終的な総予算、いわゆる家づくりに関わる全ての費用をまとめたものが『資金計画書』といわれるものになります。
しかしながら、この資金計画書については、住宅会社によっても書式や形式が様々ありますし、場合によっては営業担当者ごとによっても違ってきます。
A社とB社の資金計画書を並べてみても、書いてある費用の項目がバラバラだったりして、なかなか比較するのも難しいと思います。
そこで今回のブログでは、大まかにではありますが「資金計画書」の中身について触れていきたいと思います(*^^)v
資金計画書に書かれた項目とは?
上記の文章で「資金計画書とは、家づくりに関わる全ての費用をまとめたもの」とご説明しました。
そこで、家づくりに関わる費用について、まずは大きく分けていきたいと思います(*^^)v
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① 建物価格
住宅会社によって「どこまでが建物価格に含まれるのか?」については様々だと言えます。
A社は、純粋に建物の金額のみを記載しているとします。
対してB社は、建物価格に「地盤補強費用」や「水道引込費用」など、いわゆる付帯工事(このあと③で解説します)を含んでいるケースがあります。
どちらが正解とも言えませんが、金額の見方によっては「A社のほうが建物が安い!」と誤解される方もいらっしゃるかと思います。
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② 土地価格
土地そのものの金額を意味します。
ですが、土地の購入ともなれば土地価格以外にも様々な費用が必要になってきます。
例えば不動産会社に支払う「仲介手数料」など、いわゆる諸費用も抑えておく必要があります。
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③ 付帯工事
家づくりに関わる総予算を把握する上では、大きなポイントになる項目です。
土地に建物を建てようとする際には、実は様々な工事が必要になります。
- 土地に水道管を引き込む工事
- 軟弱な地盤を補強する工事
- 駐車場や隣地との境界ブロックなどを作る外構工事
- 照明やカーテンなどのインテリア工事
- 高台などの土地に必要な擁壁工事 ➡ 詳しくは過去ブログをご参照ください!
などなど、これらをまとめて「付帯工事」と呼んでいます。
場合によっては数百万円にもなる大きな費用となりますので、付帯工事をきちんと資金計画書に入れていない場合は、あとで大幅に予算が増える原因にもなります。
予算オーバーでトラブルになる際、多くの場合は付帯工事の予算を低めに見積もっていることが原因となるケースは多いです。
中には少しでも契約しやすくするのが目的で、総予算を低めの予算で提示してくる住宅会社もありますので、注意が必要ですね(>_<)
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④ 諸費用
内訳の項目が一番多いのが諸費用になるかと思います、下記に代表的なものを挙げてみます。
- 住宅ローンに関する諸費用(金融機関への事務手数料など)
- 登記費用(土地や建物の名義変更などに関わる費用)
- 火災保険
- 仲介手数料(土地や建物を購入する際に不動産会社に支払う)
- 税金(不動様取得税や収入印紙税など)
- 申請費用(建築の申請、省エネ住宅の申請、補助金の申請など)
などなど、細かい項目も多いため見落としがちになりやすいと思います。
諸費用によっては住宅ローンの借り入れ項目の対象にならないため、自己資金で支払う必要があるのでご注意ください。
資金計画書=最終的な支払額になっていますか?
ここまで大きく分けて①~④までの項目についてお話させていただきました。
最初にお伝えした通り、住宅会社および担当者によって資金計画書の書式や表現は様々です。
「漏れている項目はないか?」を注意しておかないと、後で想定していなかった費用が出てきた時に非常に困ってしまうことになります。
あともう1点、とても大事なポイントがあります。
それは、資金計画書の合計金額が「最終的に支払う金額になっているか?」ということです。
多くの場合、資金計画書の合計金額で収まると考えて、住宅会社と契約をし、家づくりを進めていくと思います。
ですが、契約時には4000万円で計画をしていても、例えば打合せを進める中でどうしても部屋を増やしたくなって、予定よりも建物が大きくなるかもしれません。
また、資金計画書には外構工事の予算を100万円でみていたが、敷地の境界線にブロックが必要になると分かり、あとから追加費用が発生するかもしれません。
そのようなことが少しずつ積み重なり、4000万円の計画が4500万円を超えてしまうなどといった話は、決して珍しくはありません。
繰り返しになりますが、家づくりに関わる全ての費用をまとめたものが『資金計画書』です。
住宅ローンの借入額も、この金額を元に計算していくと思いますので、後になって予算が増えていってしまわないようにしていく必要があります。
そのためには、安心してお任せし、きちんとコミュニケーションが取れる信頼できる住宅会社を選んで頂きたいと思います。
今回のブログでは資金計画書について、大事なポイントだけを深掘りさせていただきました。
注文住宅の予算のこと、どんな住宅会社を選んだらよいか?など、迷われたり悩まれたときは、ぜひお気軽にご相談くださいね(^^)
よろしければ下記のページもご参照ください!
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理想のお家についてのご希望や条件などを聞かせて頂き、その理想を叶えてくれる、信頼できる住宅会社さんをご紹介していきたいと思います。
ぜひ不安のない住宅会社選びを進めていきましょう(*^^)v
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