2022.05.19 Thu.
「リフォーム」を前提とした戸建ての購入について

中古戸建ての「購入+リフォーム」について
希望のエリアになかなか土地が出ない、もしくは予算オーバーになってしまう…
そんな時、選択肢の一つに「中古戸建て」の購入が挙げられます。
例えばお客様の中には「子供の学校区を変えたくない」等のご事情で、どうしても購入エリアをピンポイントで探さなければいけない場合もあるのではないかと思います。
そんな時、新築に限定せず中古戸建ても視野に入れて物件探しをすることで、希望エリアでの物件を見つける可能性が高くなるケースも多いのではないでしょうか。
中古戸建てで「よくあるリフォーム」とは
中古戸建てといっても築3年ぐらいの物件もあれば、築30年を超えている物件など様々です。
物件によってはリフォームの必要性があるかもしれません。
代表的なリフォームといえば、下記のようなものが挙げられます。
- キッチン/洗面化粧台/お風呂等の水回りの交換
- 壁紙/畳やフローリングの張り替え
- カーテンやブラインドの交換
特に水回りなどは、建物の中においては消耗や劣化のしやすい場所になります。
リフォームしなくても生活に大きな支障はないかもしれませんが、物件購入時にまとめて複数箇所をリフォームされる方は多いです。
上記のようなリフォームは、いわゆる「した方がいいリフォーム」になります。
それとは対照的に「しなければいけないリフォーム」というのもあります。
築年数が40年を超える物件について
通常、戸建てを建築する際には、ある一定基準以上の「構造の強さ」が求められます。
それらをクリアしていない物件については、建築の許可がおりないようになっています。
例えば大きな地震が来た際、倒壊のリスクがある建物が増えてしまってはいけないからです。
ですが、その基準も昔はいまほど厳しくなかったのです。
ところが1978年に発生した宮城県沖地震を契機に、大幅な見直しが行われました。
そして、1981年6月1日以降の建築確認から適用されるようになったのが「新耐震基準」といわれるものです。
「震度6強から7の地震でも倒壊しないこと」が定められ、それに準拠した建築物の構造が求められるようになったのです。
築41年以上の建物についてはご注意を
物件によるので一概には言えませんが、1981年以前に建てられたお家に関しては、耐震性の高くない物件があります。
せっかく購入した物件、水回りや内装を綺麗にしたとしても肝心の建物の強度が不十分だと、将来的に大きな地震などが来た場合に倒壊してしまうリスクを抱えることになります。
つまり「しなければいけないリフォーム」とは、そこに住む方の生命や財産を守るために、建物の構造を高めるためのリフォームとなります。
「建物の柱や壁の配置は適正か?」など、構造上に問題が無いかどうかを見極めなければ、そもそもお金をかけて物件を購入することはお勧めできません。
とはいえ、住みたいエリアで状態の良い中古物件が見つかり、リフォームすることで快適な環境を実現されているお客様も大勢いらっしゃいます。
中古戸建てを探したいなというご相談があれば、ぜひお気軽にお声掛けください。
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