2022.06.05 Sun.
年収から考える「マイホーム予算」とは!?

そもそもマイホーム予算ってなに?
よく「お家を探すときは予算を決めましょう」と言いますが、そもそも予算とは何でしょうか?
まず、お家を買うときにかかる予算を項目として並べてみます。
<戸建てを購入する場合の予算>
①建物価格
お家の広さや大きさはもちろんですが、注文住宅、建売住宅によっても金額は大きく変わります。
また、住宅会社によって使用する建築材料や工法が違うため、価格も様々です。
②土地価格
土地の面積、立地条件、固定資産税の評価など、様々な要因で土地の価格は設定されます。
駅に近くて環境が良い場所などは、価格も高くなります。
③付帯工事
建物の工事以外にかかる工事費です。水道を引いたり、駐車場を作ったりなどです。
地盤が弱い土地であれば地盤補強のための工事が必要です。
建築する場所によって様々です。
④諸経費
住宅ローンを借りる時に銀行に支払う手数料、火災保険の保険料、土地を購入する時の不動産仲介手数料など。
様々な項目がありますので、漏れがないように注意が必要です。
予算の上限、どうしますか??
大まかにですが①から④の項目を並べてみました。
そこで、これからお家を建てようとされている方にご質問です。
「マイホームに必要な予算、いくらですか?」
どうでしょうか、いくらぐらいを想像されましたでしょうか?
いくらでもお金をかけて良いという訳にはいきませんので、どこかで予算の上限を設定しなければいけません。
そこで、まず目安になる一つの基準をご紹介させて頂きます。
年収から予算を考えてみる
例えば以下のご家族の例について考えてみましょう。
◆ご主人様…年収500万円 ※源泉徴収票の赤い枠が年収となります
◆奥様…専業主婦
◆毎月の住宅ローンの返済額…10万円
年収500万円の中で、年間の住宅ローンの返済額は「10万円×12か月」で120万円です。
下記のグラフを見ていただくと、年間で500万円の収入の中で、住宅ローンの返済の占める割合が24%になっています。
年収のうち24%、約4分の1が住宅ローンの返済に充てられていますね。
このパーセントのことを「返済比率」と言います。
返済比率はどのぐらいが適切なの?
もちろん低ければ低いに越したことはありません。
ですが、あまりに低い返済比率を考えてしまうと、住宅ローンの借り入れが極端に少なくなってしまいます。
ご希望に全く沿っていない内容、場所でお家を購入することになってしまいます。
一般的には20~25%ぐらいが平均値だと言われています。
ですが「年収」はもちろん「経済状況」などは、毎年変化していくものではないでしょうか。
将来転職に伴って年収が変わるかもしれませんし、奥様が正社員ではなくパートに移られることもあるかもしれません。
現在の年収だけを見た返済比率ももちろん大切ですが、将来のライフスタイルの変化にも合わせて、適切な予算を決めていくことが重要だと思います。
年収から考えた予算は、あくまで「一つの目安」に過ぎないということを知っておいて頂ければと思います。
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