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2022.06.02 Thu.

住宅ローンの金利、どうやって選ぶの!?

住宅ローン

人生で一番高いお買い物とは?

よく「家は人生で一番高いお買い物」と言われます。

間違いではないのですが、住宅ローンを利用される人にとってはそうとも言い切れません。

 

例えば4000万円の家を住宅ローンで購入したとします。

4000万円借り入れ/35年返済/金利1%固定」で借りた場合、最終返済額は約4742万円です。

 

住宅ローンの返済では利息を負担する必要があります。

つまり、4000万円の家そのものよりも、4000万円に利息が付いてくる住宅ローンの方が高いお買い物ということになります。

 

多くの方は「お家そのものの値段」については割と一生懸命比較する方が多いようですが、住宅ローンについてはじっくり選ぼうという方は少ないように感じます。

35年後の最終返済額よりも、まずは目の前のお家の値段が気になるのではないかと思います。

金利は低いほうが良いのか?

住宅ローンを選ぶ場合、少しでも金利が低い銀行を選ぼうとする方は多いと思います。

そして「変動金利と固定金利、どちらがお得ですか?」というご質問をよく頂きます。

 

結論を言いますと、どちらがお得かは誰にも予測ができません。

住宅ローンの金利は「景気」「国の政策金利」「金融市場の動き」などによって決定されていくため、予測がとても難しい商品です。

 

例えば「変動金利」と「固定金利」を比較した場合、「変動金利」の方が金利は低く設定されています。

ですが、変動金利は6か月ごとに金利が見直される商品です。

仮に35年間、住宅ローン返済し続けていく中で、金利が上がらないという保証はどこにもありません。

変動金利と固定金利をどう選ぶか?

将来の金利の予測ができない以上、「どちらがお得か?」という選び方は適切ではありません。

ですが、「どちらが向いているか?」という目線での選び方は大切だと思います。

 

変動金利に向いている方は、金利が上昇した時のリスクを取れる方です。

「金利が1%上昇して月々の返済が増えたとしても、家計のやり繰りが可能である」

「急激に金利が上昇しても、元本を減らせる手持ち資金を準備している」

など、金利が上昇した時のことを想定していける方なら心配ありません。

 

また、固定金利に向いている方はどうでしょうか。

固定金利は、変動金利よりも金利が高い傾向があります。

ですが、金利が変動せずに固定されているため「毎月の返済額」が一定しています。

リスクを取らず、長期的な返済計画をきちんと立てたい方には向いています。

金利を決める前に まずは家計について知ること

ここまでお読みいただいて、変動金利と固定金利の選び方についてご紹介させて頂きました。

現在の家計、および将来のライフスタイルの変化などを考えたとき「我が家は変動金利と固定金利、どちらが向いているだろうか?」と考えてみてください。

 

つまり金利を決める前に、まずはご自身の家計について知ることが大切です。

住宅ローンは家よりも高い、一生一度の大きなお買い物です。

目先の金利だけでなく、長期間に渡って返済が続いていくことを想定して決めていくことが大切だと思います。

 

 

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